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中国人関与か?カンボジアからゴム密輸、タイ東部の違法工場を摘発

2025年5月31日 配信

タイ工業省は2025年5月、東部ラヨーン県で違法にゴムを加工していた工場を摘発し、大量の密輸品を押収しました。この工場では、カンボジアから密輸されたゴムくずを無許可で再生処理していたとみられ、関係者のタイ人女性は「中国人の交際相手が仕入れを担当していた」と証言しています。2025年5月30日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



この摘発は、地元住民からの通報を受けた「チーム・スットソイ(Team Sud Soi)」が主導したものです。最初に調査されたラヨーン県ニコムパッタナー郡のゴム再生施設では、使用済みのタイヤなど大量のゴムくずが確認されましたが、経営者は既に逃走していました。

その後の追跡調査により、チームはチョンブリー県の別の工場にたどり着きました。この工場は名目上、ゴムシートの切断・圧縮・輸出を目的とした正規企業として登録されていましたが、内部にはラヨーンの施設から移されたとみられる機械類と、5,000トンを超えるゴムくずが保管されていました。

事情聴取に対し、現場にいたタイ人女性は「ゴムはすべてカンボジアから密輸されたもので、調達は中国人のボーイフレンドが担当していた」と説明。工業省はすでにすべての機材と資材を押収し、女性を拘束しました。現在、違法操業および密輸に関連する複数の容疑で捜査が進められています。

タイでは、表向きはタイ人名義の企業であっても、背後で外国人が運営を主導するケースが後を絶たず、当局は今後も監視と取り締まりを強化するとしています。

 

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