両替レート
|
|

2025年5月23日午後、プーケット国際空港でエアアジアの旅客機内にて、「カバンに爆弾がある」との発言があり、大規模な緊急対応が行われました。発言をしたのは62歳のタイ人の男で、その場で警察に逮捕されました。各報道が伝えています。
問題が発生したのは、プーケット発バンコク・ドンムアン行きのFD3092便。午後3時50分ごろ、乗客の一人である容疑者が、手荷物を機内の棚に収納中、乗務員に対して「そのカバンには爆弾が入っている」と冗談のように口にしたということです。
この発言を受け、機長は直ちに地上と管制塔に通報。航空機は離陸を中止し、隔離用の駐機場へ移動しました。空港では国際民間航空機関(ICAO)の基準に基づき、緊急対策本部(EOC)が設置され、半径100メートル以内を封鎖。乗客200人と乗員全員が避難し、爆発物処理班が機体内や荷物の徹底的な検査を実施しました。
検査の結果、爆発物や不審物は一切見つかりませんでした。すべての荷物には持ち主の確認が取れ、安全が確認されたことから、午後7時21分に緊急体制は解除されました。
この間、タイ・エアアジアは乗客に食事や飲み物を提供し、タイ陸軍も水の配布などを行うなど、混乱の中でも丁寧な対応が続けられました。
一方、虚偽の爆弾発言を行った容疑者は、航空機内での脅迫行為に該当する可能性があり、現在はプーケット県タラーン郡のサクー警察署で取り調べを受けています。
プーケット空港とエアアジアは、「このような発言は公共の安全を脅かし、空港の運営に深刻な影響を与える」として、再発防止に努めるとともに、厳格な安全対策を継続していく方針を示しています。
関連記事
新着記事