土を食べていた体重150kgの11歳少年が死去

2025年5月22日深夜、タイ東北部ナコンパノム県ナゲー郡に住む11歳の少年が、長期入院の末に息を引き取りました。少年は重度の肥満と複数の持病を抱えており、体重は150キロを超えていたとされています。各報道が伝えています。

少年は発達障害（自閉スペクトラム症）を抱え、異食症の症状から日常的に自宅で土を食べる行動を繰り返していました。服を着ることも困難な体型で、祖父母のもとで慎ましく暮らしていましたが、症状の悪化により、4月25日からナゲー病院を経てサコンナコン病院に転院、治療を受けていました。

医師の懸命な治療にもかかわらず、心肥大、肺水腫、高血圧、糖尿病などの複合的な疾患が進行し、28日間の入院生活ののち、5月22日23時ごろに静かに息を引き取ったとのことです。

祖父母は深夜に病院からの連絡を受けて駆けつけましたが、最期を看取ることは叶いませんでした。遺体は故郷の寺院に運ばれ、葬儀の準備が進められています。特別サイズの棺が必要とされ、地元の職人が急きょ製作を進めているとのことです。

葬儀は2025年5月26日に予定されています。