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地震で倒壊したバンコクのビルと同じ鉄筋、チョンブリ県の工場崩落現場でも発見

2025年5月17日 配信

エーカナット・プロムパン工業大臣は2025年5月16日、チョンブリ県パントーン地区で発生した工場ビルの一部倒壊について、自身のSNSで見解を示しました。現場で使用されていた建材の中に、3月の地震で倒壊したバンコク・チャトゥチャック区のタイ国家会計検査院(SAO)新庁舎ビルと同じブランドの鉄筋が確認されたということです。



この工場ビルは、アマタ・サミット・レディビルト社が建設し、約3年前からコスモ・マニュファクチャリング(タイランド)社が賃借して操業していたもので、5月10日に2階部分の壁が崩れ、女性1名が負傷、7台の車両が損傷しました。

現場からは、20ミリの鉄筋(デフォルメ鉄)と9ミリの丸鋼が見つかり、いずれも「Sky(ซิน เคอ หยวน/Xin Ke Yuan)」ブランドのものであることが判明。これは、3月28日に発生したミャンマー中部の地震(M7.7)により倒壊したタイ国家会計検査院新庁舎に使用されていたものと同一です。

Xin Ke Yuan Steel社は2011年に登記されており、資本の約80%を中国籍の9名が保有する外資系企業。同社製品の品質や安全性に関して、当局による調査が進められています。

エーカナット工業大臣は「国民の安全を守るため、徹底した原因究明と再発防止策の構築が急務である」と述べています。

 

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