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タイで高血圧対策を強化へ、保健当局とWHOが連携

2025年5月17日 配信

タイでは、心臓発作や脳卒中による早期死亡の主要な原因として高血圧が挙げられており、成人の4人に1人が高血圧であるというデータが示されています。さらに、高血圧と診断された人のうち3人に1人しか血圧がコントロールできていない現状が続いており、心疾患、脳卒中、腎疾患、認知症などのリスクが高まっています。WHOタイ事務所(World Health Organization Thailand)が2025年5月17日に伝えています。



こうした深刻な健康課題に対応するため、世界保健機関(WHO)タイ代表のJos Vandelaer医師は、タイ国内での高血圧管理強化に向けた取り組みを紹介する動画を公開しました。

この取り組みでは、心血管疾患対策のためのWHO「HEARTS」技術パッケージが、チェンマイ大学医学部の専門家と、タイ高血圧学会、保健省の協議のもとでタイ国内向けにカスタマイズされました。

実証実験としては、チェンマイ県とランパーン県の公立病院で、
・標準化された治療プロトコル
・高精度のモニタリング体制
・チーム医療の導入
といった包括的なアプローチが導入され、成果を上げています。

この成果をもとに、今後はタイ保健省の高血圧対策専門技術諮問グループ(Strategic Technical Advisory Group on Hypertension)に政策提言がなされ、全国規模での拡大が検討される予定です。

 

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