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ペートンタン・チナワット首相は、タイ産果物の消費促進を目指すキャンペーンを開始しました。ソーシャルメディアを通じて国民に呼びかけ、ドリアンやマンゴスチン、ランブータン、そしてマンゴーなどの季節の果物について「今年は天候の影響で特に甘く、美味しく、しかも手頃な価格で楽しめる」とアピールしました。2025年5月15日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
政府によると、今年の果物の生産量は開花期の好天により昨年比で15%増加しています。これを受けて、「タイ・フルーツ・フェスティバル」が開催され、料理コンテストやオンライン販売プロモーション、地域コミュニティとの連携などを通じて、国内需要の喚起と高品質な果物加工品のPRが行われます。
一方で政府は、輸出拡大を視野に自由貿易協定(FTA)の交渉を加速。主要な国際見本市においてタイ産果物を出展し、新たな市場の開拓と世界的な認知度の向上を目指します。タイ産果物は、その独自の風味と品質から、国際市場においても高いポテンシャルを持つとされています。
こうした施策は、農業分野におけるタイのソフトパワー強化と、農家の生活向上を目的とした包括的な政策の一環です。政府は国民に対し、「この機会にぜひタイ産果物を楽しみ、地元農業の活性化に貢献してほしい」と呼びかけています。
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