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【2025年5月15日】お寺の祭りで起きたバイク窃盗事件から15年――。当時未成年だった男が、バンコク・サイマイ区で逮捕されました。
警察によりますと、逮捕されたのはタナポン容疑者。2009年、東部プラーチーンブリー県の寺院で開催された祭りに友人と訪れた際、参拝客のバイクを工具でこじ開け、盗んでそのまま逃走しました。その後、いったんは警察に逮捕されましたが、裁判中に姿を消し、以降、出頭命令にも応じずに逃亡を続けていたということです。
当時はまだ少年であった容疑者。しかし、裁判所は逃亡を重く見て逮捕状を発行。事件そのものは小さくとも、15年にわたって「未解決のまま残された案件」として、警察の記録には残り続けていました。
中央捜査局(CIB)傘下の犯罪制圧課がこのほど捜査を再開し、容疑者が現在バンコク・サイマイ地区のアパートに潜伏しているとの情報を入手。現地で張り込みを行い、アパートの前で静かに身柄を確保しました。
容疑者は現在、プラーチーンブリー県裁判所の少年・家庭部門に送致され、今後は法的手続きを受けることになります。
長い月日が流れても、過去の責任が消えることはありませんでした。小さな過ちから始まった逃亡生活は、15年を経てようやく幕を閉じることになりました。
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