タイ王国軍初の女性パイロットが公式任務に参加「ナンティチャ初飛行」実施

©タイ王国軍最高司令部

タイ王国軍最高司令部は2025年5月13日、バンコクからルーイ県までの特別飛行を実施し、タイ王国軍として初めて女性パイロットが公式任務に乗務しました。このフライトには、軍地図局（Royal Thai Survey Department）所属のビーチクラフト・キングエア350型機が使用されました。

同機には以下の3名が搭乗しました。

ワチャラパット・ブーラナチャイ少佐（พ.ท. วัชรภัทร บูรณไชย）＝機長
ナンティチャー・スパーチャイ中尉（ร.ต.หญิง นันทิชา สุภาชัย）＝副操縦士
ウィスット・スックタウィ中尉（ร.ท. วิสุทธิ์ สุขทวี）＝整備士

さらに、タイ王国軍のソンウィット・ヌンパクディー最高司令官（พล.อ. ทรงวิทย์ หนุนภักดี）も同乗し、歴史的なフライトに立ち会いました。

このフライトは「First Flight with Nanticha（ナンティチャー初飛行）」と名付けられ、ナンティチャー中尉が副操縦士として正式任務に就いた初の運航となりました。

ソンウィット再考司令官は、「このフライトは非常に特別で記憶に残るものだった」と語り、「性別を問わず、すべての軍人に平等な機会を提供するという、我々の進歩を示す重要な一歩だ」と強調しました。

さらに、「すべての人、すべての階級、すべての性別、すべての年代が、王国軍にとって大切な存在である」という理念のもと、今回の搭乗者全員が歴史の一部を担ったことに誇りを感じていると述べました。

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