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タイの猛暑、急性下痢の症例が急増

2025年3月26日 配信

タイ政府は、現在の猛暑によって急性下痢の症例が急増していることを受けて、健康警報を発令しました。気温の上昇により食べ物や水の汚染リスクが高まっていることから、国民に対して衛生管理に一層の注意を呼びかけています。特に「火を通す・熱いうちに食べる・清潔にする」という基本原則の厳守が強く求められています。2025年3月25日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



2025年1月1日から3月13日までの間に、急性下痢の報告件数は12万9,000件を超え、関連死も2件発生しました。最も罹患率が高かったのは0〜4歳の子どもたちです。また、食中毒の症例も増加しており、3万8,000件近くが報告され、5〜9歳の学齢期の子どもたちに多く見られました。高温によって食品の腐敗が早まり、食中毒のリスクが高まっているとされています。

この他にも、季節性の感染症に対する警戒が続いています。インフルエンザの症例は21万件を超え、23人の死亡が報告されています。中でも最も多く見られる型はインフルエンザA/H1N1で、学校での集団感染が目立ち、特に5〜9歳の子どもたちに多く発生しています。肺炎についても、11万1,000件以上の報告があり、149人が死亡。主に幼児や高齢者に影響を及ぼしています。

保健当局は、しっかりと加熱された食事を摂ること、沸騰させた水や未開封のボトル入り飲料水を使用すること、包装が破損していないFDA認証の氷を選ぶことを推奨しています。また、こまめな手洗いや、混雑した場所でのマスク着用、呼吸器症状がある場合の自宅療養も強く勧められています。

最も暑い季節に突入する中、政府は国民に対して、個人衛生と食品の安全を最優先するよう訴えています。この時期に増加する季節性疾患を抑えるためには、予防策の徹底が不可欠とされています。

 

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