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タイ政府が炭疽菌の監視強化、隣国ラオスで54件の炭疽菌感染を確認(2024年3月)

2024年3月30日 配信
水牛のイメージ

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炭疽(anthrax)は炭疽菌(Bacillus anthracis)を起因菌とする急性敗血症性の動物由来感染症であり、感染症法で4類感染症に指定されている。炭疽菌は二種病原体等に指定され、バイオセーフティレベル3施設での取扱いを要する。炭疽はウシやウマなどの草食獣で感受性が高い。ヒトは感染動物や炭疽菌芽胞に汚染した動物製品などから感染する。(国立感染症研究所より引用)



2024年3月にタイの隣国であるラオスで、動物の死亡を伴う54件の炭疽菌感染が確認されたことを受け、タイ政府は炭疽菌に対する警戒を強めています。3月30日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ保健省は同省の疾病管理局を通じて、地方団体と協力し、隣接する国境地域を中心に、人と動物の病気の監視を強化しています。炭疽菌感染の症状がある個人がいた場合、初期調査と県の保健事務所への通報が義務付けられています。

タイは2001年以来、炭疽菌感染の症例がありません。炭疽は、炭疽菌によって引き起こされる急性細菌感染症で、主に牛、水牛、または他の草食動物との接触、またはそれらの死体との接触を通じて人に感染する人獣共通感染症です。人から人への感染リスクは極めて低いです。

■Govt Increases Anthrax Surveillance Following Cases in Lao|NNT

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