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JR東日本、初めてタイから技能実習生を受け入れ

2024年2月6日 配信

2024年4月1日より、JR東日本で初めてとなるタイからの技能実習生を受け入れます。タイ国鉄の子会社および一般公募による6名(うち女性1名)が鉄道車両整備職種にて実習を行います。鉄道車両整備職種は2022年4月に技能実習移行対象職種に追加されたものです。



1.対象者

 タイ国鉄※1の子会社であるSRTET※2から2名、タイ国内送出し機関であるJYT Projects Recruitmentでの一般公募から4名の合計6名です。

 ※1 タイ国鉄:SRT(The State Railway of Thailand)

 ※2 SRTET:SRT Electrified Train Company

2.実習実施箇所

大宮総合車両センター

3.実施スキーム・実習内容

 団体監理型の技能実習制度を活用し、3年間の実習を計画しています。対象職種は「鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)」です。台車・輪軸など走行装置のメンテナンス業務のOJTを通して、分解・検査・修繕・組立の技能習得を目指します。

4.スケジュール

 2024年2月末に来日して外部機関にて事前研修を受けた後、4月1日にJR東日本に入社します。

5.「JR東日本Technical Intern Training」の実施状況と今後の人材育成プラン

 これまで冷凍空気調和機器施工職種あるいは鉄道施設保守整備職種にて、ベトナムから累計22名の実習生を受け入れています。修了済みの実習生11名は2021年度に実習を修了し、ベトナムに帰国後は鉄道他各企業で活躍しています。現在実習中の実習生11名は2025年度に修了予定です。

 「JR東日本Technical Intern Training」を特定技能に先行する初期トレーニングと位置づけ、5S活動や安全教育、基礎技術教育を含めた日本的な仕事の仕方や日本の鉄道技術を実習生にしっかりと伝え、さらに充実した内容にします。本施策を修了した方のうち、本人意向と会社意向が合致した場合に特定技能の在留資格に移行して就労を継続することを可能とするべく、実習生の長期のキャリアプランに伴走していきます。

(参考1)

◆SRTET (SRT Electrified Train Company)

 SRTETは、SRTの子会社であり、2021年11月に開業したバンコクの都市鉄道レッドラインを運営しています。

◆送出し機関 JYT Projects Recruitment

 送出し機関として、日本へ派遣する人材の募集や選考、来日前の教育や在留資格の取得に関する書類作成などを事業内容にしています。日本語学校「Pattana Asksorn Language School」を併設し、来日前の約6か月間(JR東日本独自)の日本語学習を実施しています。会社名のJYTにはJapanとThailandを繋ぐという意味が込められています。

◆監理団体 公益財団法人 国際労務管理財団(IPM)

 外国人技能実習生受入事業を行う監理団体および、特定技能外国人受入事業を行う登録支援機関としての業務などを事業内容にしています。1993 年の設立以来、これまでの外国人受入累計総数は 1 万人を突破し、タイを含む10か国(ベトナム、インドネシア、中国、カンボジア、ミャンマー、モンゴルなど)からの受入れ実績があります。

 

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