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タイ銀行、スマホアプリの停止時間を年間8.7時間までに制限

2022年11月11日 配信

タイ銀行(Bank of Thailand:BoT、ธนาคารแห่งประเทศไทย)は、商業銀行のモバイルバンキングアプリの停止に時間制限を設け、顧客への影響を緩和しようとする新しい規制を発行する予定です。停止は年間8.7時間までに制限されます。



タイ銀行は、過去数カ月間に多くの商業銀行で発生し、不満が広がっているモバイルバンキングアプリのクラッシュ問題についてすでに金融機関や関連機関の意見を把握しているといいます。

サービスレベル合意書(SLA)と呼ばれる文書がタイ銀行から発行され、商業銀行が署名することになります。SLAの下では、銀行はアプリの停止時間の累計が年間8.7時間を超えないなど、タイ銀行が設定した条件を遵守しなければなりません。

なお、タイ銀行はシステムの中断が銀行の顧客に広範な影響を与えることを望んでいないと説明した上で、タイ銀行は現段階で停止時間の制限を満たせない銀行に対して罰則を科すことはないと付け加えました。

タイ銀行の金融消費者保護センターによると、2021年第3四半期にTMBTタナチャート銀行(TTB)は6回で合46時間、サイアムコマーシャル銀行は6回で合計6時間、UOBは1回で約2時間のシステム停止を記録しています。クルンタイ銀行、アユタヤ銀行、Citi、CIMB銀行、Tisco銀行では、それぞれ1回約1時間の停止を記録しています。

しかし、システム障害のすべてが銀行自身によるものではなく、ShopeeやLazadaの販売促進期間など、PromptPayアプリを通じた取引の急増が原因であることも指摘しています。

新ルールは、商業銀行に適用される前に、BoT理事会で検討されます。

 

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