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日本でもスクールバスに子供が置き去りにされる事故が発生していますが、先日はタイでも7歳の児童がスクールバスに置き去りにされて死亡するという出来事がありました。それを受けて、防止策が取られています。
デジタルエコノミー推進機構(The Digital Economy Promotion Agency:DEPA)は、車内置き去り事故を防ぐため、センサーやAI技術を活用し、運行終了時にスクールバスに子供が乗っていないことを確認する新システムを導入しました。
「スマートスクールバス(Smart School Bus)」は、車両の位置を把握するGPSシステム、子供の追跡装置、車両の速度や状況、子供の乗車状況などの情報を処理し報告する人工知能(AI)システムなどを備えているのが特徴です。
このシステムを搭載した車両から提供される情報は、コンパニオンアプリを通じて保護者に送られ、学校はオンラインでアクセスできるようになります。保護者には、車両が自宅に近づいたとき、子供が学校で車両から降りたとき、子供が自宅に着いたときに通知が届きます。
また、「スマートスクールバス」には人感センサーが搭載されており、追跡装置と連動して車内に取り残された子供を検知することができます。学校側は、その車両に直接電話をかけて、閉じ込められた子供に声をかけることができます。
このプロジェクトは、デジタル経済社会省の後援を受け、まずバンコク、チェンマイ、コンケン、プーケット、チョンブリ、ラヨーン、チャチュンサオで試験的に実施される予定です。
Smart School Bus
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