タイの12の刑務所、受刑者に腐った食べ物を提供

タイの刑務所のイメージ。記事とは関係ありません。

劣悪環境と言われるタイの刑務所。抜き打ちでタイの刑務所の調査が行われ、計12の刑務所で受刑者に腐った食事が提供されていたことが明らかになりました。鶏肉、豚肉、野菜、調味料など、すべて賞味期限を過ぎ、腐ったものなども出されていました。各報道が伝えています。

タイ法務省ソッムサック・テープスティン大臣は、受刑者に質の良い食べ物を提供するための予算が割り当てられていたとし、このスキャンダルにより12の刑務所の刑務官は利益を得ていると考えられていると、4月27日に公式に報告しています。

大臣はこの問題について「受刑者はすでに非常に困難な生活を送っていて、全国の親戚が心配しています。そのため、問題を早急に解決したいです。再び受刑者の親族から苦情を受けることを望みません」と語っています。

大臣は、矯正局にこの状況の解決策を早急に見つけるよう命令。同省はすでに、12の刑務所で腐った食べ物を提供した刑務官を調査する委員会を設置しました。このスキャンダルに関与していた刑務所職員は全員降格されるとのことです。