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第258回 バンコクでドイツ代表GKノイアーを育てるために… -いとたく日本滞在記⑤-

2015年9月13日 配信

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懐かしい写真である。俺が東京国体選抜の一員として岡山国体に出場した時のモノ、もうこの時から10年の月日が経っている。背番号3が俺、そして第221回のコラムに登場するラーメン部の部長が背番号1の佐野智之(SANO)である。
実は俺、彼には本当に感謝している。究極の人見知りであった自分を佐川急便東京SCというチームに溶け込ませて貰ったし、その佐川時代に「いとたくさんは良く声が出ているけど、声の強弱を使って場面場面について伝えるともっと良いのでは!?」と意見してくれたのも彼。彼は現在FELICE MONDEというクラブチームで行進の指導にあたっている。だからバンコクのGKの教え子が日本への一時帰国時、トレーニングの場を探していた時に「彼に託したい」と真っ先に相談し預かって貰ったりもした。
最近バンコクの教え子の中で「GKのポジションにトライしたい」という選手が結構存在する。でも俺は専門的にはやらせない。”ドイツ代表GKのノイアー”の出現で今まで以上にGKに足元の技術が求められているのが1つ、あとは自分が元々GKのポジションからサッカーを始めたのだけれど、”足が速い”という理由でフィールドでも使われていたことが奏功し、思うように背が伸びなかった中学時代にGKを諦めた際さほど苦労をしないで済んだというのが大きな要因。でもU-15のアカデミーでプレーしている選手達へは特に専門的な指導をしていかないといけないのかなと感じていた。
Creer fcに専任としてGKコーチに常駐して貰うのは現時点で現実的では無い。だとしたら自分で勉強するしかないよね、だから今回の帰国に合わせて前述のSANOに「俺に指導を施してくれ」と無理言ってプライベートレッスンを敢行して貰った。
「まずはどの年代の選手達を指導するか設定しましょう」という事でU-12カテゴリーでの指導をお願いした。「小学生年代のゴールは小さいので、準備と声…適格なポジションにより失点を防ぐ事が出来ます」と早々にGKの核心を付く発言、遊びのメニューの中で基礎技術が付けられるメニューの数々にのめり込み、あっという間にレッスン時間が過ぎてしまった。彼はさほど身長が高く無い選手でありながら、反応の早さを武器に自分と向き合い続け選手生活の中で競争を勝ち抜いてきた。そこに俺は興味があったのであるが、今回指導を受けた中でGK技術は勿論なんだけど、SANOの理念を教え子達に伝えて行きたいなと感じたね。
Creer fcとFelice Mondeの選手達の交流も今後図って行きたいし、これがタイと日本をサッカーで結ぶ活動になれば良いなと…。SANOイズムを継承したGK、バンコクのノイアーと呼ばれる選手を輩出し続けなきゃいけないね。

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伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
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