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第182回 バンコクの35歳以上の大会、”ベッツ”にて思いがけない再会…

2014年4月14日 配信

2014年4月14日掲載

「夢追い人」のタイサッカー珍道中

 ここバンコクには”ベッツ”という35歳以上の7人制のサッカー大会が存在する。”ベッツ”とは”ベテランズ”の略、7人制サッカー同様オフサイドは存在せず…更にスライディング等の激しいチェックも規制されている。
悲しいかな俺は、40歳に手が届こうとしている…十二分に”ベッツ”への出場資格を満たしているのである。自分の中では「この”ベッツ”という一線を選手として超えてはいけない」と思う反面「もぅ年取ったしなぁ…enjoy soccerも悪くないかなっ!?」と、日々葛藤していた。
ある日、思いがけないタイミングでINFINITOで教える選手のお父さんに上記の”ベッツ”に誘われ、参加する機会を得た。俺的にはこの誘いで何か吹っ切れた…「よっしゃ、四十路手前人間…”ベッツ”に参加しちゃる、大暴れしちゃるわぃ」と気持ちになれたんだよね。
後日連絡いただいたメールにて驚いた、会場が”City FC Ground”と記されている。俺がタイで所属したチームRajprachaの練習グランドであり、俺がプレジデントとVISAの問題でやり合い引退を決意した場でもある。まさか”ベッツ”に参加するタイミングで思い出の地に訪れる事になろうとは…。
会場への道程を車で通ることで、”ここに俺の唯一の理解者だったスペイン人コーチが住み、自転車で50分かけて待ち合わせして一緒に練習に行ったっけ”や”練習帰りに拙い日本語で語り掛けてくれていたマッサージ屋さん、閉店してるやん”等の数々の想い出が蘇ってきた。
そして当時と全く変わらない会場に着いた。しかしそこに当時お金が無くて夕食を喰わせてもらった売店のおっちゃんがいなかった。店頭に立つタイ人スタッフに「おっちゃんは何処に行った!?」と質問をぶつけても「そんな人知らん」という返答。タイ語で日常会話が出来るようになっている現在、しっかりと「当時は本当に有難う」という事を伝えたかったんだけどね。
「夢追い人」のタイサッカー珍道中 City FC Groundは第2回第9回のコラムで使わせて貰った写真の会場。売店のおっちゃんとは再会出来なかったが…グランド横に存在する食堂は現在も営業していた。早速「おばちゃん、憶えてる!?」と挨拶に行くと「バカッ、忘れる訳無いだろう…ITO」と暖かく出迎えてくれた。
ここの食堂のおばちゃんには”ヤム・ウンセン”や”ガッパオ”、”カーウ・カイジャウ”や”カオパット・タレー”等のタイ料理を教えてもらい、食させて貰った。おばちゃんの顔を見ているだけで…泣きそうになってしまった。
俺にとっておばちゃんはタイでのお母さんやね。これからも”ベッツ”にどんどん出場して、「ITOはタイで元気にしているよ」と報告に行き続けたいね。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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