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バイク男二人旅~15県目はタイ最大で最後の原生地域☆ターク編

2022年5月7日 配信

バイク男二人旅~15県目はタイ最大で最後の原生地域☆ターク編

タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は5歳の長男と愛車CB1100であります。


今年は諸事情あって月一ではなく不定期で回っていくことになったタイ全国一周第15県目は、タイ最大で最後の原生地域・ターク県!に行って参りました。ターク県でも今回拠点とした国境の街メーソートまではバンコク(戦勝記念塔)から北西に500km、Googleマップでは8時間強と表示されるところ、今回は10時にバンコクを出発して19時には到着しました。

 

タークの魅力

その魅力は人によってもさまざまなんでしょうが、私はその地理にあると感じました。まず、歪な形をしている上に、縦に長い。これは、上はチェンマイ、下はカンチャナブリーに隣接していることからも分かろうものです。そして、その左側はすべてミャンマー。
もう一方の魅力は何と行っても大自然でしょう。県面積の約7割が森林の山岳地帯となる模様です。

バンコクからタークに向かうと、右下のカムペーンペットから上がってきて、まずは県庁所在地となるムアンタークに入ります。そこから国境の街メーソートまで行くには山を一時間超えねばなりませんが、この山を隔てて繰り広げられる世界観は異なるように感じました。例えばメーソートで見かける人々はミャンマー人も多く暮らしている為か日焼け止めのタナカを塗っていたり、山岳民族の言葉が飛びかっていたり。レストランに入ってもモーン族の絵が描かれていたり、オブジェがあったりします。

メーソート方面への山越え

あとは、メーソート方面に山を越えて北はそのままメーホンソーンに抜けれるようですが、南は(オンロード上では)袋小路になっています。それもそのはず、そこはインドシナ半島に残された最大の森林地帯であるらしく、「タイ最大で最後の原生地域」または、「最後の未踏の地」と呼ばれる大自然が広がっているのでした。

 

ターク県内周遊

それでは今回も県内をダイジェストで流していきます。今回は5連休を利用して思いきり原生環境を回って参りました。

まずは国境。向こうの緑はミャンマー。

メーソートと言えば国境の街でもあり、ミャンマーで採掘されたルビー、サファイア等をはじめとする宝石が取引される市場でもあります。ジュエリー業界に携わっていた自分としては長らく訪れてみたかった地であり、そういった意味では感慨深いひと時でした。

県内北部のメーウスー洞窟

メーソートをひと通り回ったあとは北を目指しました。ターク県の西側はすべてミャンマーとの国境を有するからなのか、メーウスー洞窟までの道のりでは三箇所に検問がありました。

山々に垣間見る山岳民族の暮らし

実際にターク県を訪れてずっとわくわくしているのは、その山岳民族の世界観。自分の妻、この5歳の母も山岳民族であるがために故郷に帰ってきたような安心感もあるのでした。彼らの暮らしを邪魔するわけにもいかないのでアレですが、できれば写真の山々を歩いて散策してみたい気持ちが起こります。

プラボロムタート寺院/お寺周りもいいですが・・・

さて、バイク乗りには気になる道路状態ですが、概ね良好です。ターク県に行くまでの1号線には凸凹はないですし、特にナコーンサワンからは気持ちいいくらいの直線が続きます。メーソートへの山越えロードもよく整備されていますし、北部も問題ないですね。ただ、南部は凸凹や砂利がある箇所が少しありますが、ワインディングである為にスピードも出せないので特別な注意もなく快適に走れました。

モーン族のカフェ/タークではこっちに目が奪われる!

そうこうしているうちにやってきました、県内南部の森林地帯。もう一度引用しますと「タイ最大で最後の原生地域」または、「最後の未踏の地」。もの凄いインパクトです。メーソートから南へ20分も走るともう山間部に突入します。はじめは涼しくて良かったものの、すぐに寒いと感じるまでに至りました。タイの5月で日中、太陽が出ているのに寒いと感じるとは……。上のモーン族カフェではホットをお願いした次第、さすがは最後の原生地域。

Googleマップ指し示す、今回の無茶ぶり。

世界自然遺産にも登録されているトゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区域群。……長いので端的に言うとこの“大自然”の中にタイで一番の滝があるらしく来てみたら、上の次第。どうやらバイクではこれ以上は進めないらしく、チケット購入で車で一番の滝まで連れて行ってくれました。

世界で最も美しい滝6選の一つに数えられるティロースー滝……!

「世界で最も美しい滝6選」には、どこの滝が選ばれているのかがよくわかりませんが、とにかくそうみたいです(笑)。タイで一番美しい滝としては他にエラワンの滝が有名ですが、何が「6選」でなにが「一番」とかはどうでもいいんです。今、目の前に美しい滝がある。それだけで、いいじゃないですか。このティロースー滝に来るまでの道のり含めて、私たちにとっては、美しい旅なんですね。

タークシン大王に挨拶

最終日はムアンタークに立ち寄りタークシン大王に挨拶をしてから帰路につきました。

 

まとめ

タークの魅力はその地理にあり。

思った以上におもしろかったです、ターク県。そして、5連休ということもあって余裕をもっていたからなのか、結果的に時間が足りなかったですね。そういった意味では、バイク乗りとしては充分走り甲斐のある最高のスポットのように思われます。いや、それにしても大自然が楽しくおもしろい!ターク県でした。

※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告

◆今回訪れた県:  ターク
◆残りの県数:  58県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離:  1,725km
◆今までの累計距離:  15,601km

カリベトシオ(カーリー)
常識なんてクソ喰らえ!曲がったことは大きらい!議論は無用御免、男は黙って背中で語る!バンコク在住のNPO法人日本PR理事長、個人投資家、KARIBE (THAILAND) CO.,LTD.顧問、タイ龍馬会 会長。著書に『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』。おもしろくいきましょう、おもしろく。
suikasigi.com
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