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バンコクで“ゾンビたばこ”摘発、エトミデート所持疑いで男女2人逮捕

2026年6月8日 配信

バンコク首都圏警察は2026年6月5日午後5時ごろ、バンコク都ポームプラープサットルーパーイ区ワットテープシリン地区のウォラチャック通り周辺で、向精神薬に分類される「エトミデート」を所持していた疑いで、39歳の女と44歳の男を逮捕しました。2人は交際関係にあり、同じ住宅で生活していたとされています。

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発表によると、首都圏警察の麻薬防止・取締センターに、同地域で薬物に関係する不審な集まりがあるとの通報が寄せられました。これを受け、プラッププラーチャイ1警察署の捜査班が現場周辺を調査。対象となった住宅前で、茶色の紙袋を持った女が不審な様子で歩いているのを確認しました。女は警察官に気づくと慌てた様子で立ち去ろうとしたため、警察が職務質問を行いました。

警察が紙袋を調べたところ、エトミデート2袋を発見。さらに女の同意を得て住宅内を捜索したところ、2階の寝室で交際相手の男を確認し、室内からエトミデート4袋のほか、電子たばこ本体2点、電子たばこ用カートリッジ1点などが見つかりました。押収されたエトミデートは計6袋で、2人は警察の調べに対し、押収品は自分たちのもので、名前の分からない女性販売者から6,000バーツで購入したと供述しているということです。

エトミデートは本来、医療現場で使用される短時間作用型の麻酔薬です。しかし、タイ当局によると、近年は電子たばこのリキッドなどに混ぜ、ケタミンの代替品のように乱用されるケースが確認されています。こうしたエトミデート入り電子たばこは、吸引した人が意識もうろうとなり、ふらつく様子などから、タイでは俗に「ゾンビたばこ」とも呼ばれています。

警察は、エトミデートを許可なく所持した疑いで2人を逮捕し、プラッププラーチャイ1警察署へ連行しました。今後、入手経路や販売ルートなどについて、さらに捜査を進める方針です。

エトミデートを電子たばこに混ぜて吸引した場合、意識障害、呼吸抑制、血圧低下、心拍異常などを引き起こす恐れがあり、重大な健康被害につながる危険性があります。警察は、単なる嗜好品ではなく命に関わる危険な薬物乱用だとして、注意を呼びかけています。