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タイ矯正局は、バンコク特別刑務所で中国人受刑者に特別な便宜が図られていたとされる問題について、関係職員を一時的に公務から外し、重大な懲戒調査を進めていると明らかにしました。タイラットなどが2026年5月3日、矯正局の説明文書をもとに伝えています。
★既報★
バンコク拘置所で中国人受刑者への特別待遇が発覚か、隠し部屋で女性の手配も
この問題は、2025年11月にバンコク特別刑務所で中国人受刑者への特別待遇疑惑が表面化したものです。当時の報道では、同刑務所の前所長と複数の刑務官が、いわゆる「灰色中国人」と呼ばれる受刑者グループに便宜を図っていた疑いがあるとして異動となり、矯正局が事実関係の調査を進めていました。タイ人受刑者からの内部通報を受けて当局が抜き打ち査察を行ったところ、携帯電話や電子機器、ライター、小型エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、コンドームの空箱など、所内への持ち込みが禁じられている物品が見つかったと伝えられていました。
また当時の調査では、木工作業場が中国人受刑者向けの生活スペースとして使われ、禁止物品の隠匿に利用されていた可能性も確認されていました。さらに、階段下に隠し部屋が設けられ、外部の女性を手配して特定の受刑者と密会させていた疑いも浮上していました。
今回、矯正局が説明した内容によると、タイ国家人権委員会(NHRC)は、バンコク特別刑務所で中国人受刑者に特別なサービスが提供されていたとの苦情を調査しました。こうした扱いは、受刑者間の差別的取り扱いや人権侵害にあたる可能性があるとして問題視されています。
矯正局によると、法務省は2025年11月24日付の命令で、同刑務所の所長と個人秘書に対する重大な懲戒調査委員会を設置しました。両者については、調査の透明性と公平性を確保するため、ただちに一時的に公務から外す措置が取られています。
さらに、追加の調査では、受刑者が携帯電話を所持していた問題をめぐり、懲戒処分や刑事手続きを行わない見返りとして利益を求めた疑いも浮上しました。矯正局はこれを重大な規律違反にあたると判断し、法務省に報告。2025年11月28日付の命令により、関係職員に対する重大な懲戒調査委員会が新たに設置されました。
調査対象には、受刑者の携帯電話所持をめぐる利益要求に関与した疑いのある職員のほか、弁護士による受刑者面会を不適切に便宜供与し、その見返りを受け取った疑いのある職員も含まれています。これらの職員についても、重大な懲戒調査の対象とされ、調査期間中は一時的に公務から外されています。
刑事事件としての対応については、矯正局が関連する情報と証拠を特別捜査局(DSI)に提出。DSIはすでに捜査を終え、事件記録を国家汚職防止取締委員会(NACC)に送付しました。今後はNACCが、法的手続きに向けて内容を精査することになります。
矯正局は、今回の対応は証拠と公務員の懲戒規定に基づいて進めているものであり、違反者を保護することはないと強調しています。また、全国の刑務所職員の業務基準を維持し、すべての受刑者が例外なく平等に管理されることを示すための措置だと説明しました。
あわせて矯正局は、全国の刑務所および矯正施設に対し、2017年矯正法や関連規則、業務指針を厳格に順守するよう指示しました。受刑者への対応については、公平性、透明性、人間の尊厳を尊重する姿勢を徹底するとしています。
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