THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

バンコク・ラムカムヘンの窃盗事件めぐり捜査不備を訴え

2025年12月21日 配信

【タイ】2025年12月21日に発表された情報によりますと、バンコク都ラムカムヘン地区のコンドミニアムで発生した夜間窃盗事件をめぐり、被害者の女性とその夫が、警察の捜査に重大な不備があったと主張し、警察監察官および公的部門汚職防止撲滅委員会(PACC)に申し立てを行ったということです。

★こんな記事も読まれています★
LOTポーランド航空、ワルシャワ―バンコク直行便を2026年10月就航



被害者側の説明によりますと、事件は2024年4月30日午後6時36分ごろ、同コンドミニアムの共用スペースで発生しました。被害者の食品が入った袋が開封され、中身の「トムヤムガイ・ナムサイ」(124バーツ)とレシートが持ち去られたとしています。袋は結ばれており、防犯カメラ映像には袋を開けて中身を取り出す様子が映っていたということです。

被害者は管理事務所の技術スタッフとともに防犯カメラを確認し、映像に映っていた人物の部屋を複数回訪ねましたが、十分な対応は得られなかったと説明しています。その後、警察緊急番号191に通報し、警察官2人が現場に到着しましたが、当該人物は部屋から出てこなかったとしています。

被害者は翌5月1日午後6時51分、夜間窃盗事件として被害届を提出しました。しかし被害者側は、防犯カメラ映像の確認に立ち会った管理スタッフや現場に臨場した警察官など、複数の関係者がいたにもかかわらず、捜査書類に4~5人分の証人が記載されていなかったと主張しています。また、共同所有者であり現場に同席していた被害者の夫の名前も、調書から除外されていたとしています。

さらに被害者側は、担当捜査官が配送業者について「連絡が取れない」と説明した一方で、実際には被害者自身が連絡先を特定できたとして、捜査対応に疑問を示しています。

また、被害者夫妻は、2025年8月6日にバンコクの刑事裁判所(プラカノン)で行われた審理において、被告とされる人物が陸軍の制服を着用して出廷していたと説明しています。被害者側は、この人物は現役軍人ではなく、軍服を着用する資格がないとして、関係機関からの確認書類を警察に提出したものの、現時点で立件は行われていないとしています。

こうした状況を受け、被害者夫妻は、捜査過程における証拠や証人の扱いに問題があった可能性があるとして、警察監察官およびPACCに対し、事実関係の調査を求めたとしています。

警察側から本件に関する公式な説明は現時点で公表されておらず、被害者側の主張の妥当性については、今後の関係機関による調査結果が注目されます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク