深夜のバンコクでタクシーがバリアに衝突、運転手が死亡

バンコク北部のパホンヨーティン通りで2025年10月8日未明、走行中のタクシーが急に車線を変更した際に中央分離帯のコンクリートバリアへ衝突し、運転していた男性が死亡する事故が発生しました。各報道が伝えています。

事故が起きたのは午前2時30分ごろ、チャトゥチャック区チョンポン地区のパホンヨーティン20の入り口付近です。現場にはバンコク登録の緑と黄色のタクシーが激しく損傷した状態で停車しており、車体前部がコンクリートバリアに大きく衝突した跡が確認されました。

運転手の男性（38）は衝撃により車内で死亡しているのが見つかりました。警察は現場を記録したうえで遺体を警察病院の法医学研究所に搬送しました。初期調査によると、車はかなりの速度で走行していたとみられ、運転手が進路を急に変えたことでバリアに正面から衝突した可能性が高いということです。現在、警察は防犯カメラの映像を解析し、事故の正確な原因を調べています。

このようなタクシーの事故は、防ぎようがない面もあります。タイのタクシーには安全運転を心がけるドライバーも多い一方で、急な車線変更やスピードの出し過ぎなど、運転の荒い人も時々います。今回は乗客はいませんでしたが、深夜や早朝は道路が空いている分、事故のリスクが高まることもあります。