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タイ労働省は、新たなデジタルプラットフォーム「e-WorkPermit(イー・ワークパーミット)」を立ち上げ、外国人労働者の登録および労働許可証の申請・管理を24時間オンラインで行えるサービスを開始しました。従来は役所への出向が必要だった一連の手続きを、オンライン上で完結できるようになります。2025年10月6日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
トリーヌット・ティエントーン労働大臣は、同システムによって申請から承認、許可証発行までの全工程をインターネット上で行えるようになり、利便性と透明性が大幅に向上すると説明しました。全国での正式運用は10月13日から開始され、専用サイト(eworkpermit.doe.go.th)で利用可能です。さらに、全国54か所のワークパーミットサービスセンターも整備され、運用を支援します。
雇用局(Department of Employment)のピチェート・トンパン局長は、プラットフォーム導入によって書類作業や官僚的な手続きが削減され、情報の安全性と関係機関間の連携も強化されると強調しました。すべての関連情報は統合デジタルデータベースで一元管理され、関係機関による監視・確認が可能となります。
申請者はウェブサイト上で雇用情報の登録や申請料の支払いをいつでも行うことができます。提出書類はシステムが自動で確認し、進捗状況はEメール、SMS、公式LINE OAで通知されます。承認後は、許可証発行手数料の支払いと、希望するサービスセンターでの予約が可能で、顔認証・虹彩・指紋といった生体認証で本人確認が行われます。
10月6日からは認可を受けた人材紹介会社の登録と本人確認が開始され、10月13日から雇用主と外国人労働者の申請受付がスタートします。問い合わせは労働省のホットライン1506(2番)および1694で受け付けています。
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