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タイスキ(しゃぶしゃぶ)業界に“安価プラン”の波、シャブシが259バーツの新ビュッフェを導入

2025年10月5日 配信

タイのタイスキ(しゃぶしゃぶ)市場では、各チェーンが相次いで安価なビュッフェプランを打ち出す動きが広がっています。回転しゃぶしゃぶ&寿司の人気チェーン「Shabushi(シャブシ)」は、2025年10月7日から全国72店舗で、新たなプロモーション「スーパーバリュービュッフェ(บุฟเฟต์ซูเปอร์คุ้ม)」を開始しました。料金は1人259バーツ+(税込277バーツ)で、制限時間90分、50品目以上が楽しめる内容となっており、従来のスタンダードプラン(399バーツ)に加わる“新価格帯”として展開されます。



このプランでは、豚肉や野菜、練り物といったタイスキ(しゃぶしゃぶ)の基本具材を中心に、揚げ物、ソフトドリンク、アイスクリーム、フルーツなどが食べ放題となっています。寿司やシーフード、牛肉といった上位プランの人気メニューは含まれませんが、内容を絞ることで手頃な価格を実現しています。対象店舗はBig CやLotusといったショッピングモール内の店舗など全国72店舗で、提供期間は12月31日までです。

こうした安価プランの流れの背景には、近年タイで急成長を遂げている格安タイスキチェーン「Suki Teenoi(スキ・ティーノーイ/สุกี้ตี๋น้อย)」の存在があります。同店は2018年に創業し、安価な食べ放題と長時間営業で若者を中心に人気を拡大しました。料金は219バーツ+VAT7%と手ごろで、昼から深夜・早朝まで営業するスタイルが話題となり、大きな注目を集めています。

スキ・ティーノーイの急成長をきっかけに、タイスキ業界では安価な価格帯の需要が顕在化しました。業界最大手のMKレストランも低価格プランを投入するなど、各社が戦略を見直し始めています。シャブシもこれまでの中〜高価格帯中心の構成に加え、259バーツという新たな価格帯を導入することで、より幅広い層へのアプローチを強化しました。

今回の259バーツプランは値下げではなく、既存の高価格プランを維持しながら安価な選択肢を追加する戦略であり、ファミリー層や若年層にとって利用しやすい価格設定といえます。スキ・ティーノーイの人気が市場全体を押し上げるなか、MKレストランやシャブシといった大手チェーンが次々と安価プランを打ち出しており、年末に向けてタイスキ(しゃぶしゃぶ)業界では競争がさらに活発になりそうです。

 

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