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ミャンマー国境で姿消す、19歳の英国人がパタヤからたどった謎の道程

2025年10月3日 配信

タイ西部カンチャナブリ県で、タイ東部チョンブリ県パタヤから行方不明となった19歳のイギリス人男性、ローレンス・スタラード・オナーさん(Lawrence Stallard Honour) の捜索が続いています。ミャンマー国境付近で姿が確認された後、消息を絶っており、当局は詐欺グループに誘われた可能性もあるとみて調べています。



ローレンスさんは2025年9月26日、パタヤの宿泊先から突然姿を消しました。タイとロシアのハーフである母親がパタヤ警察に行方不明届を提出し、その後、メール通信がカンチャナブリ県サンクラブリー郡の国境付近で検知されたことから、捜索が始まりました。

9月27日午後、同郡の宿泊施設「センチュリー・ホットスプリング・リゾート」の防犯カメラに、長袖シャツにズボン姿で大きな荷物を持ち、雨の中を歩くローレンスさんの姿が映っていました。宿泊施設の従業員によると、携帯電話を充電したあと徒歩で立ち去ったということです。その後、滝の近くでヒッチハイクをし、車で通りかかった教員によりサンクラブリーまで送られたことも確認されています。

同日夕方には、ミャンマー国境の入国管理検問所で、ローレンスさんがフェンス付近で越境を試みる様子が職員に目撃されました。職員は入国が禁止されていることを説明し、彼をバスターミナルへ送り返しましたが、その後の行方は分かっていません。当局は、職員の目を離した隙に国境を越えた可能性もあるとみています。

ローレンスさんは携帯電話で誰かと頻繁に連絡を取っていたとされ、ミャンマー側の人物と接触していた疑いもあります。母親は、パソコンに詳しい息子が詐欺グループに誘い込まれ、国境を越えてオンライン詐欺拠点に連れて行かれた可能性を懸念しています。

カンチャナブリ県のアティサン・インタラー知事は10月2日、警察や入国管理局、地方行政など関係機関に対し、郡内および国境周辺の道路や宿泊施設の防犯カメラを徹底的に確認し、捜索を強化するよう指示しました。地元の村長や住民にも、外国人男性の目撃情報があれば直ちに通報するよう呼びかけています。

家族はSNSでも情報提供を求め、タイ語で「所持金が少なく、携帯電話が使えない状態。宿泊先も不明で心配している」と訴えています。情報提供は警察(191)またはサンクラブリー警察署(0-3459-5300)、または家族の連絡先(087-063-2177/089-037-7190)まで呼びかけられています。

 

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