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バンコク・ドゥシット区のワチラ病院前で発生した道路陥没・地盤沈下の復旧作業について、チャチャート・シッティパン知事が2025年9月27日、現場を再び視察し、工事が計画通りに進んでいることを確認しました。
これまでに駅への開口部を塞ぐため、合計1,105立方メートルのコンクリートを継続的に流し込み、前日には毎秒0.25立方メートルの排水能力を持つ電動ポンプを設置。前夜には10ミリの雨が降りましたが、排水設備の整備により作業への影響はなかったということです。
今後は駅の下部に、砂とセメントを混ぜた「スプレーコンクリート」を吹き付ける工法で構造の強化を行い、10月8日までの完了を目指します。また、破損していた水道管や排水管の接続も同時に進め、作業を一括で終える計画です。チャチャート知事は「全体的に進捗は順調で、大きな障害はない」と強調しました。
一方、警察とはCCTVカメラの接続を進め、交通事故発生時の映像確認にも活用できる体制を整備中です。さらに、このプロジェクトには日本から地下鉄分野の専門家が参加しており、先進技術と豊富な経験によって安全性と信頼性を高めています。
チャチャート知事は、アヌティン首相がこれまでにも何度も極秘で現場を訪れ、昨夜も予告なしで視察を行ってスタッフを激励したことに感謝を述べました。今回の取り組みは、パープルライン南区間とオレンジライン南区間の建設でも重要な教訓となるとしています。
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