スマホの拾い主、落とし主に「時間の無駄賠償」として500バーツを要求

タイ北部チェンマイ県チョムトーン警察署は2025年9月12日、SNS上で話題となった携帯電話拾得トラブルについて発表しました。

警察によると、携帯電話の持ち主がチョムトーンの銀行前でスマートフォンを落としたところ、「オーイ」と名乗る人物が拾得。持ち主が電話に連絡すると拾い主が応答しましたが、返却の条件として「時間の無駄賠償」と称し500バーツを要求したといいます。持ち主はこれを不服として警察へ相談しました。

その後、警察は「オーイ」を事情聴取のため呼び出し。同行していた交際相手については、過去に麻薬関連の前歴があったことから薬物検査を行った結果、覚醒剤（ヤーバー）の使用反応が確認され、現行犯逮捕となりました。一方の「オーイ」本人も、携帯電話返却を巡る件で取り調べが続けられています。

警察は「拾得物は正しく持ち主に返却すべきであり、不当な要求は犯罪行為につながる」と強調し、引き続き法に基づいて厳正に対応するとしています。