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スアンドゥシット大学スアンドゥシット世論調査センター(スアンドゥシット・ポール:Suan Dusit Poll)は2025年9月7日、タイの新しい第32代首相に対する国民の期待についての世論調査結果を発表しました。調査は9月2日から5日にかけて、全国の1,191人を対象にオンラインおよび現地インタビューで実施されました。
調査によると、国民が新首相に最も早急に取り組んでほしい課題は「生活費・物価問題の解決」(68.26%)でした。次いで「汚職の撲滅」(49.03%)、「政治の安定と和解」(44.58%)が挙げられています。
新政権に対する信頼度については「中程度」と回答した人が最も多く56.09%、続いて「低い」(25.94%)、「信頼しない」(13.27%)、「高い」(4.70%)となりました。
また、76.66%が「新政府は4か月以内に議会を解散し、新しい選挙を実施すべき」と答えており、政権への厳しい監視姿勢もうかがえます。
さらに、新首相に「最も期待すること」としては、「経済問題を最優先に解決」(53.81%)、「雇用創出と貧困削減」(44.09%)、「汚職防止と公正な統治」(37.01%)などが挙げられました。
こうした中、同日(9月7日)、ワチラロンコーン国王陛下(ラーマ10世)は王室官報にて勅令を公布し、アヌティン・チャーンウィーラクーン氏を正式に首相に任命しました。この勅令により、アヌティン氏は2025年9月7日付で正式に第32代タイ王国首相に就任。国民からの強い経済再建の期待を背負い、いよいよ新政権が始動することになりました。
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