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違法マフラー製造拠点を粉砕せよ、CIBが騒音の根源に挑む

2025年8月8日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、耳をつんざく違法マフラーの咆哮に終止符を打つべく、全国5ヵ所に潜伏していた製造拠点を一斉に急襲した。燃え上がる闇の機械音は、果たして若者たちの自由への叫びだったのか、あるいは法の網をすり抜ける者たちの悪意だったのか──いや、そんな問いなど意味はなさない。



今回の作戦は、CIB傘下・消費者保護犯罪対策課によるもの。摘発対象となったのは、バンコク・ノーンジョーク区の倉庫、パトゥムターニー県ラムルッカ、アユタヤ県ナコーンルアン、ウボンラチャターニー県の2拠点、計5ヵ所。全てに共通していたのは、「基準不適合マフラー」の存在だった。

違法に製造され、オンラインで売られていたマフラーは、産業製品基準を無視した危険な代物。刑法第20条に基づき、最高禁錮2年または罰金200万バーツという重罰が科される。それでも作られ、売られ、使われる──その構造を断ち切るのが、CIBの使命であった。

捜査官たちは、ネット上での“おとり購入”から糸口を掴み、精緻な監視と追跡の末、製造現場へと迫った。結果、392点もの押収品を確保。マフラー、機材、部品、そして法を嗤う者たちの夢の残骸が、そこにはあった。

「音が違えば、見える世界も変わる」──そう心の中で叫んだかどうかは不明だが、CIBの手は確かに、轟音の裏に潜む不正を掴んで離さなかった。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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