チェンマイの寮から失踪の女児3人を無事発見「家に帰りたかった」

2025年8月3日未明にタイ北部チェンマイ県メーアイ郡にある公立寄宿学校の寮から姿を消した7歳から9歳の女子児童3人が、8月4日、学校から約8キロ離れた村で無事に発見されました。

■チェンマイで女子児童3人が行方不明

行方不明となっていたのは、1年生女子児童（7）、2年生女子児童（9）、3年生女子児童（9）の3人。防犯カメラの映像から、3人は3日午前1時ごろに寮を出て北へ向かい、市場周辺まで歩いた様子が確認されていました。

その後、地域警察や住民ボランティアの捜索が続く中、近隣の村で子どもたちが遊んでいる姿を見かけた住民が通報し、無事に保護されました。3人に怪我などはなく、健康状態も良好とのことです。

ミラー財団「行方不明者情報センター」によると、今回の失踪は犯罪によるものではなく、子どもたち自身の意思による「帰宅願望」によるもので、以前にも帰宅を試みたことがあったといいます。3人は日頃から親しく、ホームシックや家族への想いが動機となったとみられています。

警察は、今後も詳しい経緯を調査するとともに、学校側には寄宿舎での児童ケア体制の見直しを求めています。また、社会からは教職員への支援や、子どもたちが家族と安心してつながるための仕組みづくりが求められています。

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