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2025年7月27日早朝、タイ・スリン県では、カンボジア軍による砲撃が複数回にわたり確認され、民間人の生活区域や医療施設が被害を受ける深刻な事態となっています。各報道が伝えています。
各報道によると、午前4時30分ごろ、カンボジア軍は多連装ロケット砲「BM-21」を使用してタイ領内へ攻撃を開始。標的は軍事施設ではなく、一般住宅や医療機関、地域コミュニティであったとされています。
午前6時30分には、スリン県プラスート郡バーンプルアン地区・バーンタソー村周辺に正体不明の砲弾が着弾。住宅が炎上し、消防車および救急車が急行して対応にあたっています。
その約10分後の午前6時40分にも、再びカンボジア側からの砲撃により住宅1棟が全焼。さらに午前7時45分には、パノムドンラック郡ターミアン地区・ノンジュープ村に3発の砲弾が着弾しましたが、この時点で負傷者は報告されていません。
続いて午前7時50分には、BM-21によるロケット砲がチョンチョム地区に着弾し、住宅に損傷を与えました。現地住民は事前に避難しており、人的被害は避けられた模様です。
今回の一連の攻撃に対し、タイ側は「カンボジアが先に停戦を申し出るべきだ」との姿勢を崩しておらず、事態の沈静化にはなお時間を要するものとみられます。
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