|

毎日お届けする「タイの今日は何の日」。11月2日、タイではどのような出来事があったのでしょうか。
1933年11月2日、タイの人民代表院で「พระราชบัญญัติจัดการป้องกันรักษารัฐธรรมนูญ」、日本語では「憲法の保護・維持に関する法律」と訳せる法案が可決されました。1932年の立憲革命から約1年、さらにボーウォラデートの反乱が鎮圧された直後のことで、新しい憲法体制を守ることを目的とした法律でした。
1933年11月2日、タイの人民代表院は「พระราชบัญญัติจัดการป้องกันรักษารัฐธรรมนูญ」の法案を可決しました。
直訳すると「憲法の保護・維持に関する措置法」といった意味で、ここでは分かりやすく「憲法防衛法」とします。
タイでは前年の1932年6月24日に立憲革命が起き、絶対王政から立憲君主制へ移行しました。
しかし、新しい政治体制がすぐに安定したわけではありません。
1933年4月には議会が閉鎖され、憲法の一部条項が停止。同年6月にはプラヤー・パホンポンパユハセーナーらによる政変が起きました。
さらに10月には、ボーウォラデート親王を中心とする軍部隊が政府に対して武装蜂起する「ボーウォラデートの反乱」が発生しました。
政府軍が反乱を鎮圧した直後の11月2日、人民代表院で新しい憲法体制を守るための法案が可決されました。
法律は同年11月12日に官報へ掲載され、同法第2条の規定によって、その日から施行されました。
この法律では、憲法体制に対する行為について処罰を定めたほか、当局に容疑者を一定期間拘束する権限なども与えられました。
違反した場合には、3年から20年の禁錮または500~5,000バーツの罰金、あるいはその両方が科される規定が設けられていました。
そして法案可決から13日後の11月15日には、タイ史上初となる人民代表院議員選挙が実施されました。
1932年の立憲革命から間もないタイで、新しい政治制度を定着させようとしていた時代を象徴する出来事の一つです。
日本では1931年11月2日、東京・上野の東京科学博物館で開館式が行われました。
東京科学博物館は現在の国立科学博物館です。
関東大震災によって以前の施設や標本を失った後、1931年9月に上野の新館が完成。11月2日に開館式が行われました。
現在の国立科学博物館では、この11月2日を「開館記念日」としています。
世界では2000年11月2日、国際宇宙ステーション(ISS)に初めての長期滞在クルーが到着しました。
NASAのウィリアム・シェパード宇宙飛行士と、ロシアのユーリ・ギジェンコ、セルゲイ・クリカレフ宇宙飛行士の3人です。
3人は10月31日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船で打ち上げられ、11月2日にISSへ到着しました。
これによって国際宇宙ステーションでの人類の継続的な滞在が始まりました。
NASAによると、2000年11月2日以降、ISSでは人が途切れることなく生活・活動を続けています。
※出典
キング・プラジャディポック研究所「2 พฤศจิกายน พ.ศ. 2476」
タイ官報「พระราชบัญญัติจัดการป้องกันรักษารัฐธรรมนูญ พุทธศักราช 2476」
国立科学博物館「国立科学博物館の沿革」
NASA「Space Station 20th: Expedition 1 Arrives at the International Space Station!」
NASA「Expedition 1」
関連記事
新着記事