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「NENE ROYAL」商標登録申請で騒動、タイ知的財産局が申請者に説明要求~登録は未成立

2026年10月18日 配信

米国の人気オーディション番組「America’s Got Talent(AGT)」で優勝したタイ人歌手ネネ・ロイヤル(NENE ROYAL)の名前を、第三者が商標登録申請していたことが分かりました。タイ商務省知的財産局は2026年10月17日、申請が実際に行われていることを確認するとともに、申請者に対して権利関係や使用許可について説明を求める命令を出したと発表しました。現時点で商標登録は成立していません。



第三者の女が「NENE ROYAL」を商標登録申請

問題となっているのは、プーケット出身の16歳のロックシンガー兼ギタリスト、ネネ・ロイヤル(本名ラティカン・アムロイ)の芸名「NENE ROYAL」です。

タイメディアによると、ある女が「NENE ROYAL」の商標登録を申請し、SNSでその事実を紹介したことから、ファンの間で疑問の声が広がりました。

女は、ネネ・ロイヤルの将来を守るために申請したと説明し、本人や家族に権利を譲る意向を示していました。

一方、ファンからは、本人や家族の許可を得ているのか、どのような関係にある人物なのかといった疑問が寄せられました。

報道によると、申請は2026年7月22日に行われ、対象商品はプリントTシャツとされています。

知的財産局「申請しただけでは権利を取得できない」

タイ商務省知的財産局は10月17日、公式発表で「NENE ROYAL」の商標登録申請が電子システムを通じて提出されていることを確認したと明らかにしました。

ただし、申請は商標保護を求める手続きの初期段階にあり、申請しただけで商標権が自動的に認められるわけではないと説明しています。

知的財産局のジッティマー・シーターポーン局長は、芸能人や著名人の名前が本人の許可なく商標として申請され、他人の知名度を不当に利用する行為が認められた場合、登録を拒否する理由になり得ると説明しました。

また、著名人の名前を使った商品について、消費者が本人の公式商品や関係商品だと誤解することを防ぐ必要があるとしています。

申請者に説明と証拠資料の提出を要求

知的財産局によると、商標登録の審査では、名前の由来、申請者と名前の持ち主との関係、使用許可の有無などを確認します。

タイの商標法に基づき、登録官は申請者に対して事情説明や追加資料の提出を求めることができます。

今回の「NENE ROYAL」の申請についても、すでに申請者に説明を求める命令が出されています。

知的財産局は、他人の名声を不当に利用する目的での商標登録を防ぎ、名前の持ち主の権利を適切に保護するため、法律に基づいて厳格に審査する方針です。

AGT優勝で世界的な注目を集めるネネ・ロイヤル

ネネ・ロイヤルは、2026年9月に「America’s Got Talent」シーズン21で優勝し、タイ人として初めて同番組のチャンピオンとなりました。

帰国後の10月4日には、バンコク中心部で凱旋パレードが開催されました。

さらに、ディズニーのアニメーション映画『Hexed』で主人公のタイ語吹き替えを担当することも発表されるなど、活動の幅を広げています。

今回の商標登録申請をめぐる問題について、知的財産局は申請者の説明や証拠資料を確認した上で審査を進めます。登録の可否はまだ決定していません。

※出典
タイ商務省知的財産局(DIP)公式発表・2026年10月17日
Khaosod English・2026年10月17日

 

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