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マヤ湾でブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)最多102匹を確認、豊かな海の回復示す

2026年6月11日 配信

©国立公園・野生生物・植物保護局広報部

タイ国立公園・野生動植物保護局は2026年6月10日、クラビ県ピピ諸島のマヤ湾で実施されたブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)の継続調査について発表しました。6月1日から7日にかけて行われた調査では、早朝の時間帯に多くの個体が確認され、6月7日朝には最大102匹が数えられました。

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調査は、Marine National Park Study and Research Center 3(Trang)が進める「Shark Watch Project」の一環です。マヤ湾に生息するブラックチップリーフシャークの数や自然行動を把握し、保全や海洋資源管理に活用することを目的としています。

今回の調査期間中は、比較的強い南西モンスーンの影響を受けながらも、職員がドローンによる調査を計5回実施しました。その結果、夜明け頃が最も多くのサメを確認できる時間帯で、平均92.50±9.50匹を記録。成魚が群れを作り、観光客などによる影響の少ない浜辺付近で円を描くように泳ぎながら獲物を追い込む行動も確認されました。

昼間になると、多くの個体は湾内の日陰のあるエリアに移動して泳いでいたということです。また、餌付き水中ビデオカメラ(BRUVS)を計22回設置した調査では、夕方から夜にかけて若いサメが餌に激しく反応する様子も記録されました。今月は同一フレーム内で確認された最小個体数の最大値(MaxN)が13匹となり、過去4~5か月より多い数値となりました。

さらに、体長30センチ以下の生まれたばかりとみられる幼魚が、足首ほどの浅瀬で泳ぐ様子も確認されました。あわせて実施された海水の水質調査22回では、海洋生物の生息に適した環境が保たれていることも示されています。

同局は、今回確認されたブラックチップリーフシャークの個体数や行動は、現在のマヤ湾の海が健全で豊かな状態にあることを示す重要なサインだとしています。一方で、この自然環境を維持するためには、観光客、事業者、地域住民が国立公園のルールを守り、生態系への影響を減らすことが不可欠だと呼びかけています。

マヤ湾は映画の舞台として知られ、観光地として高い人気を集めてきた一方、過去には環境負荷の増大も課題となっていました。今回の調査結果は、保護管理と継続的なモニタリングが、海洋生態系の回復と維持に重要な役割を果たしていることを改めて示すものとなりました。