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タイの「ぶっかけ飯」が15年で2倍超に値上がり

2026年6月7日 配信

タイの庶民の定番料理「カオラートゲーン(ข้าวราดแกง)」は、好きなおかずを選んでご飯にかけて食べる大衆料理で、日本人の間では「ぶっかけ飯」とも呼ばれています。その価格上昇が、生活費高騰を象徴する話題として注目を集めています。

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タイメディアTNNは2026年6月4日、AREA(Agency for Real Estate Affairs)の調査結果として、バンコクのシーロム・スリウォン地区におけるカオラートゲーン1皿の平均価格が、2012年の31バーツから2026年には65.3バーツへ上昇したと報じました。15年間で110%以上値上がりし、価格は2倍を超えた計算になります。

TNNによると、食材費や人件費、電気料金の上昇が続く一方、消費者の購買力低下により、飲食店側もコスト増を十分に価格へ転嫁できない状況が続いています。また、店舗賃料の高騰も経営を圧迫しており、一部の店舗では弁当販売へ切り替えるなどの対応を迫られているとしています。

一方、タイ商務省貿易政策戦略事務局(TPSO)が公表した2026年5月の消費者物価指数(CPI)でも、調理済み食品の価格上昇が確認されています。

公式資料によると、調理済み食品(อาหารสำเร็จรูป)の価格は前年同月比2.63%上昇しました。その要因として、「調理済み惣菜(กับข้าวสำเร็จรูป)」「クワイティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)」「カオラートゲーン(ข้าวราดแกง)」の価格上昇が挙げられています。また、2026年1月から5月までの平均でも、調理済み食品は前年同期比1.98%上昇しており、カオラートゲーンの値上がりが継続していることが示されています。

なお、「2012年の31バーツから2026年には65.3バーツへ上昇した」とする具体的な価格推移については、TNNがAREAの調査として報じたものであり、AREAによる一次資料は現時点で確認できていません。一方で、タイ商務省の公式統計からも、カオラートゲーンを含む調理済み食品の価格が上昇傾向にあることは確認されています。

タイの人々にとって身近な存在であるカオラートゲーンの価格上昇は、単なる食費の変化ではなく、生活費全体の高騰や家計への負担を映し出す指標の一つとなっているようです。

・TNN Thailand「อาหารจานด่วน “ข้าวราดแกง” ปรับราคาแพงขึ้น 2 เท่าใน 15 ปี」

・タイ商務省貿易政策戦略事務局(TPSO)「消費者物価指数(CPI)2026年5月」