|

タイの人権団体Manushya Foundationは、バンコク都内のラムカムヘン53でトランスジェンダー女性が群衆に囲まれ、頭を剃らされるなど公衆の面前で屈辱的な扱いを受けたとして、強く非難する声明を発表しました。
★こんな記事も読まれています★
SCC、中東情勢緊迫化で石油化学戦略を見直し 第2四半期は堅調見通し
声明によると、騒動は2026年5月10日、SNS上での発言をめぐる対立から発生しました。対象となったのは「Madam Lor」として知られるトランスジェンダー女性で、ライブ配信中の発言がイスラム教への侮辱にあたるとして批判が拡大。ラムカムヘン53の店舗前に多くの人が集まり、現場は緊張した状況になったとされています。
Manushya Foundationは、女性が謝罪を求められたうえ、自らを叩く行為や頭髪を剃る行為を強いられたと指摘。その後、警察が介入し、女性を現場から保護したと説明しています。
同団体は、どのような事情があっても、集団による制裁や公衆の面前での辱めは正当化されないと強調。今回の出来事を、トランスジェンダーの人々に対する暴力であり、人間の尊厳を傷つける行為だとして非難しました。
また、バンコクは性的多様性に寛容な都市として知られる一方で、可視化されることが必ずしも安全や平等な保護を意味するわけではないとも指摘。Manushya Foundationは、トランスジェンダーの人々が暴力や威圧から守られる社会の必要性を訴えています。
今回の騒動をめぐっては、宗教への批判や表現の自由、集団による私的制裁、人権保護のあり方をめぐり、タイ社会で議論が広がっています。
関連記事
新着記事