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タイ深南部ナラティワート県特別任務部隊は2026年1月11日、これまでの公式発表および国王の勅命に基づき、同県全域で戒厳令を施行したと発表しました。今回の措置は、地域の治安維持と住民の生命・財産の安全確保を目的としています。タイ政府メディアNNTが伝えています。
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戒厳令の施行に伴い、タイ・マレーシア国境沿いの検問所を中心に警備体制が強化されました。車両の出入り、人の移動、貿易や商業活動について厳格な管理が実施されており、対象はタイ人および外国人の双方に及びます。
また、ナラティワート県全域では午後9時から午前5時までの夜間時間帯において、厳格な地域管理措置が導入されました。緊急時を除き、移動などは各地域の軍・警察・行政当局の許可が必要とされています。
これに関連し、第4管区軍司令官ノラティップ中将は、警察第9管区司令官ピヤワット警察中将とともに、ナラティワート県のブンチュアイ知事と会談し、南部国境地帯の警備強化策を確認しました。背景には、南部国境3県で発生した複数地点での治安不安があります。
軍は部隊配置の見直しを命じ、国境管理の強化を指示しました。特に、船舶や不法越境地点への監視を強化し、ゴロック川沿いに設置されている国境警備中隊の基地数を、従来の3か所から6か所へ倍増させました。これにより、国境地帯での警戒範囲と即応能力の向上を図るとしています。
これらの措置は、国家安全保障会議および南部治安作戦司令部第4地域前方司令部との既存の連携を踏まえたもので、200か所以上の不法越境地点や900隻を超える未登録船舶への対応が重点とされています。当局は、これらのルートが治安事件の関係者による侵入や逃走に利用されてきたとしています。
ナラティワート県知事は、県当局が3機関合同会議を開催し、軍の指示を具体的に実行していく方針を明らかにしました。今後は、不法越境や未登録船舶への緊急対策を検討するとともに、各郡や地域住民と協議を重ね、治安確保と国境地域の生活や生計との両立を目指すとしています。
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