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タイ運輸省は、東北部国境地域の航空アクセス強化を目的としたブンカーン空港建設計画について、進捗確認と事業加速を図るため現地視察を行いました。
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ブンカーン空港は、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを結ぶ地域連結性の向上を見据え、観光振興や貿易・投資、越境移動の活性化を担う拠点として期待されています。計画は2021年に実現可能性調査と用地選定から始まり、2023年にはターミナル設計の完了と環境関連資料の修正を実施。現在は環境影響評価(EIA)の最終審査段階にあり、12月19日に正式な審査会合が開かれました。審査完了後、内閣に提出される予定です。
空港予定地はソーピーサイ郡およびブンカーン中心地区にまたがり、市中心部および第5タイ・ラオス友好橋から約12キロの位置。総面積は4,400ライ超、事業費は約82億バーツと見積もられています。既存のウドーンターニー、サコンナコーン、ナコーンパノム各空港との距離も考慮された配置です。
需要予測では、2032年時点で年間約14万9,000人、年間1,244便(1日平均約4便)の利用を見込んでいます。経済性評価では内部収益率(IRR)12.66%、費用便益比(B/C)1.07を示しました。計画が順調に承認されれば、2029年に着工、2032年の供用開始が見込まれています。
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