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希少な「アジアゴールデンキャット」、草を食べる姿を確認

2025年12月28日 配信

タイ国立公園・野生動物・植物保全局は2025年12月28日、ドンパヤーイェン・カオヤイ森林群に設置された自動撮影カメラ(カメラトラップ)で、希少な野生ネコアジアゴールデンキャット(学名:Catopuma temminckii)が草を食べる様子を捉えた画像を公開しました。

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アジアゴールデンキャットは、赤みを帯びた金色の毛並みが特徴の中型ネコ科動物で、警戒心が非常に強く、自然下での観察は難しいとされています。主に薄暗い時間帯に行動するため、今回の撮影は貴重な記録です。

画像に写った「草を食べる行動」は異常ではなく、研究者によると、植物の繊維が消化を助け、毛や骨片などの異物を体外へ排出しやすくする役割があるとされています。栄養補助や胃の不調を和らげる目的で植物を摂取する場合もあるということです。

このような自然行動が確認されたことは、捕食者の生息を支える森林環境が良好に保たれている証拠であり、同森林群の生態系が健全であることを示しています。

アジアゴールデンキャットは、タイ国内法で保護野生動物に指定され、ワシントン条約(CITES)附属書Iに掲載されています。国際自然保護連合(IUCN)レッドリストでは**準絶滅危惧(NT)**と評価されており、狩猟や取引、個体・死骸の所持は厳しく禁止されています。

 

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