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バンコク首都警察は2025年12月23日、スワンナプーム空港周辺のホテル客室を捜索し、航空保安に影響を及ぼしたとされるドローン操作・管理拠点を摘発したと発表しました。
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警察によりますと、今回の捜索は、12月21日夜にスワンナプーム空港周辺でドローンが飛行し、航空の安全に対する懸念が生じたことを受けて実施されたものです。情報収集の結果、当該ホテルの客室がドローンの管制・操作拠点として使用されていた疑いが浮上しました。
捜索の結果、ミャンマー国籍の容疑者4人を拘束し、ドローン10機を押収しました。4人は12月21日に同ホテルへチェックインしており、宿泊予約は「デビッド」と名乗る人物がオンラインで行っていたものの、詳細な身元は確認できていないとしています。
警察の取り調べに対し、容疑者らは、ミャンマー人の指示役から連絡を受け、タイ国内でドローンを受け取った後、ミャンマーへ運び出す役割を担っていたと供述。ドローンは配送業者を通じてホテルへ届けられ、国外搬出の際には機体を分解し、1人あたり2~3箱に分けて旅客機で持ち出す計画だったとみられています。最終的には、ミャンマー国内で事業を営む「ケビン・チョー」と名乗る人物に引き渡され、ミャンマー軍向けに販売される予定だったとしています。
押収されたドローンは、ラートクラバン警察署に引き渡され、さらなる証拠収集と捜査が進められています。警察は、容疑者4人のビザ取り消しを入国管理当局に申請するとともに、身柄を収容施設で拘束し、背後関係を含めた捜査を継続するとしています。
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