12歳の実娘に日本での売春を強要した疑い、母親をタイ警察が身柄拘束

©タイ警察中央捜査局

タイ警察中央捜査局（CIB）は2025年12月23日、12歳の実の娘に日本で売春を強要した疑いがある29歳のタイ人の女を身柄拘束し、厳重に事情を聴いていると発表しました。

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この事件は、12歳のタイ人少女が日本の警察に被害を申告したことをきっかけに明らかになったものです。少女は、実母に連れられて日本に渡航し、現地でマッサージ店関係者から性的サービスを強要されたと説明しています。その後、母親は日本を離れ台湾へ渡航し、台湾当局により身柄を拘束されていました。

台湾から送還、空港で引き渡し

タイ警察によりますと、12月23日午後5時ごろ、台湾当局により送還された容疑者がバンコク・スワンナプーム国際空港に到着。タイ警察が空港で身柄を引き取り、そのまま中央捜査局本部へ移送しました。

容疑者には、人身売買関連事件としてタイの裁判所が発付した逮捕状が出ていたとしています。

少女は日本で保護、捜査は国際連携で継続

被害を訴えた少女については、現在も日本の関係機関の保護下にあり、タイ警察は日本当局と連携しながら、事件の全容解明を進めています。

タイ警察は、「本件は国境を越えた重大な人身売買事案の疑いがある」として、今後、正式な記者会見を行い、捜査状況や容疑内容を説明する予定であるとしています。

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