外国人の男が相次ぎ暴行・自転車奪取か、トンロー署が現場付近で確保

バンコク首都警察は2025年12月5日、スクンビット地区で暴行と車両の奪取を試みたとして、ノルウェー国籍の33歳の男をトンロー警察署が逮捕しました。

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警察によると、同署の巡回中の警察官が、スクンビット通り25付近で「暴行事件が発生した」との無線連絡を受け現場に急行したところ、最初の被害者とされる男性が状況を説明しました。男性は三輪タクシーを運転していた際、外国人の男が道を尋ねるふりをして近づき、突然押し倒して車両を奪おうとしたといいます。男性はすぐに立ち上がり、三輪タクシーの鍵を抜き取ったため、男は車を諦めて走って逃げたということです。

逃走した男はその後、スクンビット通り方向へ走り続け、スクンビット通り43付近で自転車に乗っていた別の男性に衝突し、転倒させて負傷させたうえ自転車を奪って逃走したとされています。

通報を受けた警察官が追跡した結果、スクンビット通り55（トンロー通り）近くのホテル前で男を発見し、停止を呼びかけましたが応じず逃走を続けたため、取り押さえて拘束しました。男は抵抗したため、警察はやむを得ず一定の制圧措置を取ったとしています。

被害者2人はいずれも男が実行犯であると確認しました。警察は、男に精神的な問題がある可能性もあるとみて調査を進めています。

男には「他人に危険を及ぼす暴行を伴う強盗未遂」および「他人に危険を及ぼす強盗」の容疑が適用され、押収した赤色の自転車とともにトンロー警察署へ移送された後、捜査官により法的手続きが進められています。