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タイ南部ソンクラー県ハジャイで深刻な洪水が続く中、コンビニで盗難事件が発生し、関係者とみられる少年がSNSに戦利品を投稿したことから強い批判が広がっています。事件は2025年11月27日夜、ラッタナウティット3通りの店舗で発生し、浸水の混乱に乗じて複数の人物が店内に侵入し、酒類やたばこなど多くの商品を奪って逃走したと通報がありました。各報道が伝えています。
少年はその後、自身のSNSのストーリーで盗んだとみられる商品を誇示する投稿を行い、これが急速に拡散。オンライン上では「災害時に何をしているのか」と厳しい批判が相次ぎ、騒動が拡大すると少年はアカウントを削除したとされます。軍関連のSNSページではこの投稿の画像が共有され、事件への怒りがさらに広がりました。
通報を受け、警察はヤラー県を拠点とする特殊作戦部隊「Dan Thai 54」を現場に派遣。当時、同部隊は洪水救援の任務でハジャイに入っていましたが、盗難被害の報告を受け現場の治安確保に当たったといいます。警察官らはライフジャケットや盾を装備し、地上階に店舗、上階に居住スペースがある3階建ての建物を捜索しました。犯行グループはすでに逃走していましたが、店内には商品が散乱していたほか、現場近くの住民からは「複数の人物が浸水した店舗に出入りしていた」との証言も得られたとのことです。
今回の洪水では、ハジャイ市内の広い範囲で浸水が続き、特別部隊は住民支援や救援物資の輸送に当たっていました。盗難事件の発生後は治安維持にも重点が置かれ、警察は関係者の行方を追っています。
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