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カンボジア・ポイペトの詐欺拠点で再びタイ人男性死亡、中国系詐欺グループによる虐待との指摘も

2025年11月19日 配信

タイと国境を接するカンボジア西部ポイペトのいわゆるオンライン詐欺拠点で、タイ人男性が死亡しているのが見つかりました。タイ国外での被害者支援を行う「IMF Centre Coordinating Assistance to Thais Abroad(IMF)」が2025年11月18日に明らかにしました。



死亡したのは、サムットプラカーン県出身の男性サラウットさん(通称トト)。同施設では11月16日、パンガー県出身の女性スダーさんの死亡も確認されており、同じ建物・同じフロアで連続して犠牲者が見つかった形です。

IMFによると、男性の遺体はポイペト市内の「ビルディングB」6階の一室で発見されました。関係者の証言として、男性は詐欺グループの要求する“ノルマ”を達成できなかったとして暴行を受けた可能性があるとしています。

さらに、男性と一緒に働かされていた友人が逃げ出し、安全な場所からIMFに連絡。遺体をタイへ戻せるよう支援を求めたということです。

IMFは、現地当局が適切な調査を行わなかったと指摘し、遺体が証拠隠滅のためにプノンペンへ移送され、密かに埋葬される恐れがあったと警鐘を鳴らしています。

同団体によれば、タイ人をカンボジアへ誘い込み、詐欺の実行を強要するグループによる被害は後を絶たず、ノルマ未達成者には重い罰則が科され、一部では死亡例も確認されています。

タイ当局と支援団体は、引き続きポイペト地域の詐欺組織の実態解明と被害者救出を進める方針です。

 

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