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タイ政府、米国との交渉再始動へ カナダ・インドともFTA拡大

2025年11月18日 配信

タイ商務省は、アヌティン首相と米国のドナルド・トランプ大統領との協議後、米国との貿易交渉を予定どおり進める準備が整っていると明らかにしました。2025年11月18日にタイ広報局が伝えています。



政府は交渉の完了を当初のスケジュール内に収めたい考えで、同時に商務省はタイ民間企業の強化や、脱税・積替え(トランスシップメント)問題への対策を進めています。これにより、米国政府および米国の民間企業に対して、タイが透明性と国際基準に基づいて運営されていることを示す狙いがあります。米国はタイにとって主要な貿易相手国であり、政府はバランス、信頼関係、良好な二国間関係の維持を重視しています。

一方、商務省は市場依存を減らすため、新市場の開拓や市場多角化にも積極的に取り組んでおり、市場開放、ビジネスマッチング、民間企業の交渉活用を促す施策を展開しています。最近ではカナダおよびインドとの貿易交渉を行い、農業・食品、クリーンエネルギー、宝石・ジュエリー、化学製品、加工食品などの分野で協力を強化する方針を確認しました。

タイは「フードセキュリティ・ハブ」としての役割を果たす準備があり、カナダに対して農産物・食品の輸出拡大を提案。両国はタイ・カナダ自由貿易協定(FTA)の可能性を検討することや、ASEAN-カナダ自由貿易協定(ACAFTA)を2026年までに妥結させることを支持することで一致しました。

インドとの協力については、タイ側がタイ・インド自由貿易協定の交渉継続を提案しており、これによりタイ企業の市場機会の拡大と農家の所得向上を目指しています。

 

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