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タイ警察サイバー犯罪捜査局(บช.สอท.)は2025年11月12日、欧州や米国の政府機関を攻撃したとされる“世界的ハッカー”をプーケットで逮捕したと発表しました。男は米連邦捜査局(FBI)が指名手配しており、逃亡先としてプーケットに潜伏していたとみられています。
サイバー犯罪捜査局によると、FBIから「複数の欧米政府機関のセキュリティを破り攻撃した35歳のハッカーが、タイに入国する可能性がある」との情報提供を受け、入国管理局や観光警察、鑑識、検察庁など関係機関と情報共有し、追跡を開始しました。
捜査の結果、男は2025年10月30日にプーケット国際空港からタイへ入国し、県内のホテルに滞在していたことが判明。警察は検察庁と調整し、「外国政府が身柄引き渡しを求めた容疑者」 として逮捕状を取得しました。
その後、11月6日、サイバー犯罪捜査局を中心とした合同部隊が、裁判所の捜索令状に基づきプーケット県タラーンのホテルを急襲。男の身柄を確保し、ノートパソコン、スマートフォン、暗号資産ウォレットなどの電子機器を押収しました。捜査にはFBIの担当者も立ち会っています。
男は引き渡し条約に基づき、タイの法手続きを経て米国へ送還される見通しです。
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