台風25号「カルマエギ」勢力保ちラオスへ上陸後、8日に熱帯低気圧としてタイに接近へ

タイ気象局は2025年11月6日、台第25号「カルマエギ（KALMAEGI）」の最新情報を発表しました。台風は6日12時の時点で南シナ海にあり、中心気圧は940hPa、最大風速45メートルの「非常に強い」勢力を保ったまま西へ時速30キロで進んでいます。

予報では、6日夜から7日にかけて中部ベトナムへ上陸し、その後も勢力を保った状態でラオスへ進む見通しです。日本の気象庁は、7日12時の時点でも種別は「台風」と予測しています。ラオス通過後に勢力が弱まり、8日朝には熱帯低気圧となってタイに入る見込みです。

タイ国内では、7日から東北部で雨が増え、8〜9日にかけて北部・中部・東部・バンコク周辺で大雨となる可能性があります。急な増水や鉄砲水、河川の氾濫、土砂災害に注意が呼びかけられています。

南部のアンダマン海側では、6〜9日にかけて波が高くなる予想で、小型船の出航は控えるよう警告されています。

タイの気象当局は、農作物や屋外で天日干し中の農産物が被害を受ける恐れがあるとして、早めの対策を取るよう求めています。最新の気象情報は、日本の気象庁およびタイ気象局の発表を確認するよう呼びかけています。