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タイ国家水資源事務局(ONWR)は2025年11月3日、最新の気象データに基づき、11月7日から10日にかけて全国の一部地域で「急な洪水」や「鉄砲水」、さらには土砂崩れの恐れがあるとして警戒を呼びかけました。
同局は気象局や水資源情報機構、灌漑局、防災局などと合同で分析を行い、北部・東北部・東部・西部・南部の広い範囲で局地的な大雨が予想されるとしています。
北部:チェンマイ、ラムパーン、スコータイ、ターク、ピッサヌローク、ペッチャブーン、カンペーンペット、ピチット
東北部:ルーイ、ノンブアランプー、ブンカーン、サコンナコーン、ナコンパノム、コーンケーン、チャイヤプーム、ブリラム
東部:プラチンブリー、トラート
西部:カンチャナブリー、ラーチャブリー、ペッチャブリー、プラチュワップキーリーカン
南部:チュムポーン、ラノーン、ナラティワート
また、全国で80%を超える貯水量となっている中小ダムや貯水池に対しても、越水(オーバーフロー)のリスクがあると警告。
対象地域は、チェンマイ、ラムパーン、ナーン、ペッチャブーン、ウボンラーチャターニー、ラヨーン、チャンタブリー、スラターニー、プーケットなど、多くの県に及びます。
同局は、関係機関に対し堤防の点検や河川の流れを妨げる障害物の除去、排水設備の整備などを指示しています。
水資源事務局は「過去に浸水や鉄砲水の被害を受けた地域の住民は特に警戒を強め、最新情報を継続的に確認してほしい」と呼びかけ、
また、自治体や防災当局に対し「避難準備を含む緊急対応計画を整備し、万一の際には速やかに住民を安全な場所へ避難させるよう」要請しています。
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