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バンコクで高グレードオフィス需要が拡大、企業の移転が活発化

2025年11月4日 配信

不動産コンサルティング大手のコリアーズが2025年10月30日発表した最新の「アジア太平洋キャップレート第3四半期(2025)」によりますと、バンコクでは新築・高グレードオフィスへの需要が堅調に推移しています。特に大規模テナントを中心に、最新設備を備えたビルへの移転が活発化しているといいます。



同レポートでは「大規模企業による新築オフィスへの移行が続き、ハイグレード物件への需要が強い」と指摘。これは、パンデミック以降の働き方の変化や、外資系企業による再編の動きが背景にあるとみられます。企業は職場環境の改善やブランドイメージの向上を目的に、老朽化したビルから最新の複合オフィスへと拠点を移しています。

また、金利が安定していることも投資環境を支える要因となっています。資金調達のハードルが下がったことで、再開発プロジェクトへの参入が増加し、都心部では新築オフィスビルの供給が相次いでいます。今後もスクンビット、サトーン、ワイヤレス通りなどの主要ビジネス地区では、高品質なオフィス空間が競い合う状況が続きそうです。

コリアーズは「質の高い職場環境が人材確保の鍵になっており、企業は新しい働き方に対応するスペースを求めている」と分析しています。新築・再開発ビルの建設が続くバンコクでは、オフィス市場が中長期的に安定成長を維持する可能性が高いとみられます。


出典:
Colliers International Thailand
Asia Pacific Cap Rates Report – Q3 2025

 

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