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タイ警察は2025年10月29日、ミャンマーでの取り締まりを逃れタイに潜伏していた国際詐欺グループを摘発し、外国人24人を逮捕したと発表しました。作戦名は「ピット・ムアン・ラー・スキャマー(閉鎖都市・スキャマー狩り)」。
逮捕されたのはフィリピン人、シンガポール人、マレーシア人、中国人のメンバーで、首謀者は中国人の「ミスター・リン」。彼らはミャンマー・ミャワディで投資詐欺を行っていましたが、10月21日に現地で発生した衝突を受けて逃亡。サムットプラーカーン県の高級プールヴィラを借り、10月27日から31日まで潜伏していたとみられます。
警察は現場を急襲し、22人を発見。うち2人は不法滞在、17人は滞在期限を超過していました。残る5人は逃走したものの、プラトゥーナム地区のホテルでマレーシア人男と中国人女2人を追加で拘束しました。警察は残る関係者の行方を追っています。
捜査によると、ミスター・リンはミャワディで「DBL1」「DBL2」「DRS」の3社を運営し、シンガポールの電話番号を使って投資詐欺を展開していた疑いがあるとのこと。警察は今後、国際的な捜査協力のもとで資金の流れや背後組織の全容解明を進めるとしています。
市民に対しては、不審な外国人グループやオンライン詐欺の情報を見かけた場合、「オンライン詐欺対策センター」または最寄りの警察署に通報するよう呼びかけています。
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