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イギリス人女性、脳卒中後に「タイ語なまり」で話すように

2025年10月26日 配信

母親の母国語が影響か、極めて珍しい症状

【2025年10月】トルコで休暇中だったイギリス人女性が脳卒中を発症し、意識を取り戻した後に「タイ語なまり」で話すようになったことが分かりました。各報道が伝えています。



女性はイングランド南部ハンプシャー州出身の29歳。2024年9月、友人たちとトルコ南西部フェティエを訪れ、誕生日を祝う旅行を楽しんでいました。ところが食事に出かける途中で突然足が動かなくなり、病院に搬送された結果、脳卒中と診断されました。

入院当初、左半身が麻痺した状態で、意識を取り戻した際には母親の母国語に似た「タイ語のような発音」で英語を話していたといいます。医師によると、これは「外国語訛症候群(Foreign Accent Syndrome)」と呼ばれる非常にまれな症状で、脳の損傷などにより発音やイントネーションが変化することがあります。

女性は1か月ほどトルコで治療を受けた後、イギリスに帰国。約2か月の入院と数か月のリハビリを経て歩行ができるまでに回復しましたが、声の訛りは現在も続いているのだとか。

医師は、母親がタイ出身であることや、発症時に海外にいた環境が影響した可能性があると説明しています。女性は「以前の自分の声に戻れるか分からない」としながらも、回復への努力を続けているということです。

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